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141字以上のつぶやき

近況記 2023.11

今読んでる「きれぎれのダイアリー」っていう柴田聡子さんのエッセイ本で、「罵詈雑言チャンス」という章がある。

爽やかな罵詈雑言や、整った人、整った文体から突如でてくる「クソ○○である」みたいな表現に憧れてしまう!というもので、隣にその本貸してくれた友達がいるのもあって、「うわーこれわかる!」って声に出して共感してしまった。

上手く言えないけど、怒りの表現が上手い人っているよね。私は、何か失礼なこと言われたら即座に「うるせえ」とか言える人に痺れちゃいます。かっこいい。

 

ドラマ「きのう何食べた?」を観ている。

こないだの5話。シロさんが晩御飯に使おうと思ってた玉ねぎをたまにしか料理しないケンジさんが先に使ってしまって、「ごめん!買ってくるよ!」って買いに行ってくるシーン。畳まれた洗濯物と、洗濯機の排水が溢れた時用のホースも買ってきてくれてて、シロさんが「そうか…俺今幸せなんだ…」って呟くところがめちゃくちゃ良かった。

2人が同じようなレベルで何かできるわけではなくて、お互いがお互いのできることをやって、でも押し付けがましくなく、ありがとうとごめんが言い合える関係性がすてきだ。

それにしてもシロさんの元彼クソだったな…。

 

ここ10年くらいで少しずつやっとできるようになってきたことがあって、自分を大切にすること、人に丁寧にすること、ちゃんと「好き」って言うこと。言葉にすると本当に普通のことなんだけど。

なんか昔は舐められるのが嫌だったのか知らないけど、嫌なことを他人から言われるくらいならと先に自分を卑下したり、無駄に強い言葉を使ったり、仲良くなった人を雑に扱ったり/扱われたりがたまーにあった。けど、今思えば全然意味なかったあの態度。はずかしー。あと、好きな人や物にもっと好きって言えばよかった。

 

好きな人と暮らしている。「付き合いたてが一番楽しい」とか、「子供ができたら旦那のこと好きじゃなくなるよ」とか、いろんな言葉があって、そんなことになってたまるかよと思いつつ、なるかもなあなんて怯えつつ、この先のことなんて分からないけど、今の気持ちは覚えておきたいなと思う今日この頃。